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2014年12月2日火曜日

アテモヤ

先日、館山市内の直売所が連携した組織である「アグリッシュたてやま」
視察研修会に参加させていただきました。

県内他地域の直売所2軒と県内種苗会社の農場の視察という内容でした。

直売所のうち1軒は東金市にある「みのりの郷東金」「東金マルシェ」さん。
今年の春にオープンしたばかりの施設なので、とてもきれいでした。
品揃えも豊富で、外では植木や盆栽も販売されています。

何より驚いたのが、これ。




なんと、東金市で「アテモヤ」が栽培されているのですね。

実物は売り切れでお目にかかることはできませんでしたが、
東金市で栽培している農家さんがいるとは知りませんでした。

あ、アテモヤというのは「森のアイスクリーム」とも呼ばれる南国フルーツで、
「チェリモヤ」「釈迦頭」を掛け合わせて生み出されました。


「チェリモヤ」は世界三大美果の一つに挙げられる果物。
ねっとりしていて甘い、というのが味の特徴のようですが、
人によってバナナ風、パパイヤ風、パイナップル風等、味の感じ方は様々だそうで、
これは多分個体差もあるだろうし熟し具合も関係すると思われます。
英語名は「カスタードアップル」というところから味の想像ができそうです。

アテモヤとチェリモヤは別の果物なのですが、
ネットで調べると二つの説明がごっちゃになっている場合が多いですね。
元々はチェリモヤが森のアイスクリームと呼ばれていたようです。
が、アテモヤの方が日本では栽培しているところが多いようで、
わかりやすくするためにアテモヤを森のアイスクリームと称したのかもしれません。

余談ですが、世界三大美果には諸説あり、
「ドリアン、マンゴスチン、チェリモヤ」
「マンゴー、マンゴスチン、チェリモヤ」
「パイナップル、マンゴスチン、チェリモヤ」などと言われるそうですが、
どの説でもマンゴスチンとチェリモヤは入っているので、
この二つは間違いなく美味しい果物であることは間違いないようです。


「釈迦頭」はバンレイシとも呼ばれ、タイ語では「ノーイナー」です。
お釈迦様の頭みたいな見た目なのでこう呼ばれるとのことです。

タイのノーイナーは食べたことがあるのですが、実に面白い果物で、
皮と実の間になんと砂糖がまぶされている感じなのです!
もうホントほぼ砂糖で、食べると砂糖を噛んだジャリっとした食感がします。
とてもインパクトのある果物で食べたときは本当に驚きました。
英語名は「シュガーアップル」ですので、もうそのままですね。

チェリモヤもバンレイシ科バンレイシ属なので釈迦等と親戚です。
その二つを掛け合わせたのがアテモヤとなるわけです。

つまり「カスタード」と「シュガー」を掛け合わせたということで、
その果実はなかなかの甘さを持っていると想像できます。
台湾ではアテモヤを「パイナップル釈迦頭」と呼ぶそうなので、
そこからも味は何となく想像できそうですね。


と、長々と果物の説明をしてしまいましたが、なぜこれに注目かというと、
千葉県農林総合研究センターの暖地園芸研究所という施設が館山市にあり、
その研究所でアテモヤ栽培の研究も行われているのです。

8月に暖地園芸研究所の試験研究成果発表会に参加した際その事実を知り、
タイでノーイナーに衝撃を受けていた私は、その親戚となるアテモヤにも
非常に興味をひかれたのです。

館山市ではパッションフルーツマンゴードラゴンフルーツといった
南国フルーツを栽培している生産者さんはいらっしゃるのですが、
アテモヤはあまり知名度のない果物だというのがネックとなり、
館山市だけでなく千葉県内でも栽培している生産者さんは
ほとんどいないとのことでした。
(全国で見ると沖縄や鹿児島では栽培している生産者さんがいるようです。)


そんなアテモヤ、日本では冬が収穫のシーズンになります。
館山市の暖地園芸研究所内の施設で栽培されているアテモヤは、
早ければ11月下旬頃から収穫できる、と伺いました。

場合によっては市内でも購入することができるとのことなので、
何とか入手して食してみたいと思っております。

暖地園芸研究所のアテモヤ(8月時点)

2014年11月19日水曜日

6次化起業支援研修~集合研修1回目~

先日、「6次化起業支援研修」の1回目集合研修に参加しました。

この研修は、認定NPO法人ふるさと回帰支援センターが運営する
ふるさと起業塾が行っている事業で、
6次産業化関連で起業する際に必要な知識を3つの講座に分けて、
合計50時間も勉強させていただける、ありがたい研修です。

全国を4つのブロックに分けて行われており、
私は関東ブロックの研修に参加しました。

会場は鴨川市にある「鴨川自然王国」さん。
千葉県で一番高い山の上にある、色々な活動を行っている多目的農園です。
その存在はちょっと前から知っていて、いつかは行こうと思っていたので、
このような形で訪問できてありがたい限りです。

参加者は私を含めて7名で、様々なバックボーンを持った方々でした。
千葉県内からの参加は私だけで、東京や神奈川、山梨からのご参加。
みなさん良い方ばかりで、お陰様で楽しく研修に参加できました。

内容を細かく書いていくとかなり長くなってしまうので、
感想や印象だけをずらずらと書きたいと思います。

感想としては、

6次産業化でスモールビジネスを起こすのであれば、
農業を生業のベースにして、そこから派生する何かを、
楽しみながら取り組むのが良さそうだなぁ、と。

けどそれをやるには「夫婦」というのがキーワードかなぁ、と。

そして何より、スモールビジネスはどんな業態であれ人柄が大切で、
周りから愛されたり、周りが助けたくなったりするような、
まっすぐで素直な感性を持った人が向いていそうだなぁ、と。

で、そうなると自分はそれに当てはまらないなぁ、と。

まぁ、そんな感想を持った次第であります。

何はともあれ、研修内容自体は実に学びの多いものばかりで、
充実した3日間を過ごせました。
1月に2回目の集合研修があるので、そこでも多くを学ぶ所存です。


同じ南房総ですが、山の上だからかすごく寒かったのも印象的でしたし、
星空が、久しぶりに「おぉ!」と思うほどきれいだったのも印象的でしたし、
キャンプファイヤー並の大きな焚火も印象的でしたし。

内容の濃い3日間を過ごしたのにも関わらず、
ほとんど写真を撮らずに過ごしてしまいました。
2枚だけ撮った写真を載せておきます。

2日目の夕飯。
鴨川自然王国で採れた野菜や、お店の方が釣ってきた魚など。

先輩起業家を訪問ということで、
富津市金谷にある「Pizza Gonzo」の手作りピザ窯。
(※リンク先はFacebookページです)

2014年10月6日月曜日

地域おこし協力隊の初任者研修

9月半ばに、総務省が市町村職員中央研修所と共催する研修会に参加してきました。

その名も、
『地域おこし協力隊員及び集落支援員の初任者を対象とした研修会』

少し仰々しい研修名ですが、これは強制ではなく任意参加です。
任意参加ですが、定員以上の申込があって参加できなかった人もいるようです。

今回の参加者はなんと約150名。
前回までは約70名くらいでこの研修を行っていたそうですが、
地域おこし協力隊員の数が増えてきたこともあり、
今回から定員を増やすチャレンジをしてみたそうです。

場所は千葉県千葉市にある市町村職員中央研修所
その名の通り市町村職員の研修のための施設で、立派な宿泊棟も備えておりました。

そこに2泊3日缶詰めになっての研修でした。

全体的な感想を最初に書いてしまえば、
「それなりに勉強になって、それなりに楽しかったけど、
 内容自体はもっと改善した方が効果が高まるだろうなぁ」
と感じました。

宮城県出身や宮城県にゆかりのある方や、JOCV経験者といった、
自分と共通のバックボーンを持った方々と出会うことができましたし、
色々な人の意見や話を聞くのは、やっぱり勉強になりました。

私としては、そういった隊員同士の横の繋がりを多く生み出すプログラムを取り入れた方が、
初任者研修としてはもっと意義があるのではないか、と感じました。

移住した地域の状況も、各個人の考えも、受け入れた行政の思いも、
それこそ千差万別ですし、何よりそもそもの「地域おこし協力隊」というものに対しての、
認識自体が人によって大きく違っているのです。

そんな中での参加者の共通点は「新しい地域に移り住んで新しいことを始めたばかり」
ということだと思います。

新しい地域に移り住んで新しいことを始めたばかりの人たちの多くに共通するのは、
「戸惑いや心細さや不安」といったものです。

150人も集まるのですから、置かれている状況や考えが似ている人もいるでしょう。
状況や考えが似ていれば、感じている戸惑いや不安なんかも共通するはずです。
そういった人たちをマッチングして、新しい環境に入ったストレスを発散するとともに、
今後のことについて一緒に考え合うことができれば、展望も開けるかもしれません。

多くの隊員が「地域おこしの素人」なわけですから、地域おこしの概論的なことや、
汎用な技術論や他所の事例なんかを聞くことも必要ないとは言いませんが、
それ以上に横の繋がりをもっと多く生み出すことの方が大事だったような気がします。

だってせっかく同じ場所に150人も集まっているんですよ?
学術的な知識とかは、ぶっちゃけ一人だって勉強できるわけですし。

「大人なんだから、それぞれ空いた時間で繋がりを作る努力すれば良いじゃん」
という考えもあるでしょうが、もう少しきっかけを与える工夫があるだけで、
繋がりが生まれる可能性がぐんと増えると思うのです。

とにかく繋がりゃ良い、というわけではありませんが、
繋がりは可能性ですから、可能性は多い方が良いと思うのですよね。


ま、何にせよ研修自体は非常にありがたいものでした。
様々な考えを持つ人と、色々な話ができて勉強になりました。

研修で私と話してくださった方々、ありがとうございました。

2014年10月3日金曜日

千葉県と言えば落花生

千葉県の名産品は?と問われて、全国の人が思い浮かぶとしたら、
「落花生」が一番多いのではないかと思います。

東北の宮城県出身の私も、「千葉は落花生で有名」と認知していました。

千葉県として推奨している落花生の品種に「おおまさり」というのがあります。
(千葉県の「おおまさり」を紹介しているページへ)
名前に”おお”とつくように、目を引く大きさが特徴です。
一般的な落花生の倍の大きさ、と言われております。

館山の生産者さんでも、おおまさりを栽培している方がいらっしゃいます。
先日取材もさせていただきました。(その取材記事はこちら)

実際におおまさりを目の当たりにすると、やはりその大きさに驚きます。
そして大きいからといって大味なのではなく、味も非常に良いと聞き、
「こりゃ食べるしかない」と地元の直売所で買い求め、茹でて食べてみました。


そう、ちょっとおおまさりの感想からは離れますが、落花生を茹でることについて。

「ゆで落花生」は最近でこそ剥かれて真空パックにしたものなんかが、
コンビニやスーパーなんかでも売られているのを見かけますが、
やはりまだ乾燥させた硬い落花生の方が一般的ですです。

多くの落花生の生産地では昔から生の落花生を殻ごと塩ゆでして食べる、
という文化があったそうです。
館山にもその文化があり、直売所でも生落花生が茹で用として売られています。


私は以前からゆで落花生が好物だったのですが、生のものを自分で茹でて食べる、
なんて経験はしたことがなかったのでワクワクしながら食しました。

いやー、美味い!
そりゃ旨いに決まってます!

しかし、今回アピールしたいのはこの「旨い」の先なのです。

落花生も農作物ですから、良く成長したのもあれば成長不足のものもあります。
農家さんは出荷前に選別して、成長不足のものは出荷しませんので、
市場ではほとんど見かけることはありません。

ましてや「ゆで落花生」として真空パックになっているものは剥かれているので、
未成熟な実が混入することはほとんどあり得ません。

しかし生の落花生を自分で茹でると、この未成熟は実が混ざっていることがあります。

この「ゆで未成熟落花生」こそが、「旨い」の向こう側の存在です!

未成熟な落花生を「しなす」や「しいな」と呼ぶそうです。
「しなす・しいな」は市場に出回りませんので、その存在はマイナーです。
知る人ぞ知る存在ですが知っている人は皆、その旨さに賞賛を送っています。

試しに「落花生 しなす しいな」でググってみてください。

「しなす・しいな」は選別の段階で商品にならないとされたものを、
生産者さんとその周辺の方々が食べていたものですので、ほとんど知られませんでした。

現在でもごく限られた条件でしか手に入りません。
生の落花生は足がはやいので、生産地でしかほとんど手に入りませんし、
さらに「しなす・しいな」が入っているとなるとさらに難しくなります。

この美味しさ、旨さは食べてみなくてはわかりません。

食べるためには、生産地に行かなければなりません。

館山の落花生のシーズンはもう終わりに差し掛かっていますが、
今ならまだ間に合います!

どうぞお誘い合わせの上、急いで館山へお越しください。
※10月から新宿-館山の直行バスが運航開始され、アクセスがさらに便利になりましたよ!

これが「しなす・しいな」
殻の内側についている半透明のゼリー状の部分が、
これまた美味!!



あ、落花生のシーズンに間に合わなかった方でも、
ピーナッツソフトで有名な「木村ピーナッツ」さんで、
冷凍の塩ゆでおおまさりが売られているので、そちらをどうぞ!

2014年10月2日木曜日

たのくろ大学校

館山市の有志の農家さんたちが中心となって行っている、
「たのくろ大学校」という親子で農業体験をしてもらうイベントがあります。

平成11年から毎年行われていて、年度ごとに申し込んでもらい、
春から秋にかけて田植えや稲刈りといった自然と触れ合う体験を数回行います。
ここ数年は十数家族、40~50人もの参加者が集まる人気のイベントです。

稲刈り体験の様子


今年度はどんなプログラムだったかというと、まず5月に入学式が行われ、
サツマイモや野菜の定植と田植え体験を行いました。
作業の後は館山の農産物をたくさん使った手作りのお昼ご飯を食べて解散。

8月には、館山は農業だけでなく漁業も盛んということで漁協の見学をしました。
本物の漁船を見て漁師さんのお話を聞き、水揚げされた様々な魚に驚き、
お魚クイズや魚の開き講習といったイベントで盛り上がりました。

お昼は流しそうめんやバーベキューと、春に自分たちで植えたミニトマト、
そして漁協の方の計らいでサザエのつぼ焼きなども楽しみました。
帰りは親御さんが自ら作った魚の開きをお土産に。

漁協の見学

9月には芋掘りと稲刈り体験。
想像以上に大きく育ったサツマイモに子供も大人も大盛り上がり。
自分たちで掘った大量のサツマイモはこの日のお土産。

芋掘りの様子
餅つきの様子

収穫後は餅つき大会でさらに大盛り上がり。
つきたてお餅や炊き立ておこわでお腹いっぱいにした後は、
かかしコンテストに出展するためのかかし作り。

体験のプログラムは以上で終了ということで、この日は卒業式も行われ、
参加家族毎に卒業証書も手渡されました。


そして先日、たのくろ大学校今年度最後のイベントとして
秋まつりが開催されました。
地元の産物や食べ物を売る露店も出て盛り上がりました。

メインはもちろんかかしコンテスト。
力作あり、王道あり、世相を反映させたものあり、
と個性的なかかしがずらりと並びます。その数なんと30体!

天気も秋晴れで、たのくろ大学校の締めくくりにふさわしいお祭りでした。

ずらりと並んだかかし達


このイベントを運営している方々は、忙しい中集まって会議をし、
事前準備は寝る時間を削ってまで行っていました。

私は当日のお手伝いをさせていただいただけですが、
本当に良いイベントだな、と思います。

参加者の皆様、ありがとうございました。
運営の皆様、お疲れ様でございました。

こちらが最優秀賞を取った作品
おばあさんが若々しい!

2014年9月22日月曜日

蒲田女子高等学校の稲刈り体験

先日お手伝いしたのは、蒲田女子高等学校の稲刈り体験です。

女子高生が炎天下の中、稲刈り


蒲田女子高等学校の生徒さんは、今年5月に館山で田植え体験を行いました。

その稲が収穫のタイミングとなったということで、
有志の生徒さん約30名が稲刈りのために再来館山です。

鎌で稲を刈り、一定の量をまとめて束ねるとこまで手作業で体験。
またそれだけではなく、なんとコンバインでの刈り取りも体験。
コンバインを一人で操る女子高生


有志で来ただけあって、皆さん積極的に作業を行っていました。

中でも、将来就農を希望している生徒さんが一人いらっしゃり、
その生徒さんは最後まで田んぼに入って地元農家さんが行う作業を手伝っていました。

きっと将来、立派な農家さんになることでしょう。

こういった食育や農育の小さな体験の積み重ねが、これからの日本の食や農の
方向性を決めていくのかもしれないなぁ、と感じました。



2014年9月12日金曜日

館山の養蜂家さん

先日、『ひふみ養蜂園』さんに取材でお邪魔しました。

ひふみ養蜂園さんの店舗


南房総エリアははミツバチの越冬地として昔から有名で、
近年は少なくなった「移動養蜂」を行っている多くの養蜂家さんが、
冬になるとミツバチ一緒に南房総エリアに移動してきたそうです。

ひふみ養蜂園さんも元は青森県で養蜂をしていたそうですが、
昭和25年に拠点を館山に移し、それからずっと館山で養蜂を行っています。

今回の取材で実際の養蜂場に行かせていただきました。

養蜂場の一つ(まわりには枇杷の木があります)


ミツバチの巣箱に近づき、巣をつくって蜜をためる巣枠も持っちゃいました。
手袋をしてなかったので少々緊張しましたが、貴重な経験でした。

ビビりながら巣枠を持つ私


ひふみ養蜂園さんのはちみつで特徴的なのが『びわハチミツ』です。

南房総エリアはびわの一大産地でもあります。
そのびわの花から集めた蜜だけで作る『びわハチミツ』
実はこれ、非常に希少価値が高いはちみつなのです。

びわハチミツとオリジナルドレッシング


なぜかというと、びわの花が咲くのは冬だからです。

と、これだけ聞いてもいまいちピンときませんよね。
私も初めはよくわかりませんでした。

まずはちみつを得るためには、蜜をつける花がなければいけません。
花だってたくさん咲く年もあれば、あまり咲かない年もあります。
そして咲いたとしても、蜜がたくさんつく年もあればつかない年もあります。
それに気温や雨風といった天候やミツバチの生育状況も重要です。

そういったいくつもの要因がタイミングよく合わなければ、
はちみつは採れないのです。

で、びわの花に関しても同じことが言えるわけですが、
「花が咲くのが冬である」というのが大きな問題となります。

最初に書きましたが、移動養蜂家さんはミツバチに冬を越えさせるため、
冬は暖かい南に移動してきます。

そう、つまりミツバチは寒さに弱いのです。

館山は越冬できるほどの暖かさがあるとはいえ、
気温が低ければミツバチは蜜を集めるほど活発には活動できません。

つまりびわハチミツを採取するためには、びわの花が咲く寒さになっても、
ミツバチを蜜を集めに行けるくらいのコンディションに保っておく、
ということが必要になってくるわけです。

『びわハチミツ』の希少性がわかっていただけたでしょうか?

そもそも日本で出回っているはちみつのうち、国産は5%程度と言われています。
その中でもさらに希少な『びわハチミツ』
お取り寄せもできますので、興味ある方はひふみ養蜂園さんのHPをご覧ください。

蜜の詰まった巣枠


2014年8月25日月曜日

「異国の学生さんが田植え体験」したその後の稲

このブログの一番最初の記事である、
『異国の学生さんが田植え体験』
ですが、先日その田植えをした田んぼを見てきました。



しっかり実っております。

この田植え体験の時は、私も一緒に裸足で田んぼに入って田植えをしたので、
あの小さかった苗達がこんなにも立派になるのは、やっぱり嬉しいですね。

館山の秋の味覚『いちじく』


先日、『館山市いちじく組合』の目揃会を見学させていただきました。

「目揃会」とは、生産者さんと農協や市場の方々が一堂に会して、
大きさや形状、色、傷などの具合をみながら基準をすり合わせる会です。
こうやって基準を合わせることで『たてやまいちじく』として、
一定の基準を満たしたいちじくを市場に出荷できるわけです。

目揃会の様子

館山でのいちじく生産の歴史は、まだそんなに古いものではないのですが、
組合の方々はいちじくを館山の名産物にしようと、生産のみならず、
加工やいちじく狩りなど色々と力を入れてらっしゃいます。

いちじくは皮が薄い上に足がはやいので、市場へ出荷するにはかなり気を使います。

パック詰めの段階では小さな傷であっても、それが輸送されスーパーに並び、
各家庭で食されるタイミングでは大きな傷みになっている可能性があります。
また傷のないきれいな実であったとしても、パックへの詰め方が悪ければ、
いちじくのヘタで他のいちじくを傷つけてしまうこともあるのです。

こういったことに気をつけて出荷しているのは、いちじくに限ったことではなく、
他の農作物でも同様だとは思うのですが、大変な作業だなぁと思いました。

いちじくは、収穫後に甘さが増すいわゆる「追熟」はしないそうです。
収穫した時点でその実の甘さは決まってしまうのですね。

いちじくを生で食すのであれば、やっぱりそれなりに甘い方が美味しいと思います。
しかし甘さがピークになる頃には柔らかくなりすぎて、輸送に向かなくなります。
よって市場に出せるのは、輸送に耐えうるくらいの硬さを保ったものとなり、
甘さの点ではもう一歩と言わざるを得ないものとなってしまいます。

「生で食べても美味しい、甘~いいちじくを食べてもらいたい。」

となると、甘さがピークの木で完熟したいちじくを、直接もぎ採って食べてもうしかない!
ということで、組合ではいちじく狩りを行うことにしました。

今年は、はとバスのツアープログラムの一つとして行います。
『鴨川シーワルドと南房総いちじく狩り』というコースです。

来年からは市民や一般の観光客の方にも、いちじく狩りを体験していただけるよう
計画&準備を進めているそうです。

組合員の齊藤さんが経営する『館山パイオニアファーム』では、
個別申込可能ないちじく狩りを今年も行っておりますので、
すぐにでもいちじく狩りをしたい方は『館山パイオニアファーム』へお問い合わせください。

館山の新しい秋の味覚『いちじく』を是非ご賞味ください。



2014年7月23日水曜日

大田区立館山さざなみ学校

少し前ですが、「大田区立館山さざなみ学校
という学校へ訪問する機会がありました。

さざなみ学校とは、小学3~6年生までの肥満、ぜん息、偏食、虚弱の
悩みを持つ子どもたちが、親元を離れ、全寮制の寄宿舎で生活しながら
自分の「健康回復」のために学習する学校です。

特別支援学校の一つとのこと。知りませんでした。
(詳しくはさざなみ学校のHPをご覧ください)

大田区立ですから、児童たちは東京都大田区民です。
都会から離れ館山で集団生活を送ることで、生活習慣はもちろんのこと、
自主的・実践的な態度も身につけることができるそうです。


この学校の近隣農家さんで、「農育」に取り組んでらっしゃる方がいます。
畑で収穫体験を行ったり、農家さんが学校で野菜について話したり
といった取り組みを継続的に行ってらっしゃいます。

その方の紹介でさざなみ学校にお邪魔させていただいたのですが、
その農家さんと何度も会っている児童たちはかなり打ち解けている様子でした。

この学校の給食献立を考えている栄養士の先生とお話しする機会もあり、
色々と興味深いお話を伺うことができました。

全寮制ですから、1日3食が給食です。
健康回復が目的である上に、偏食傾向をもった児童もいるため、
献立を考えるのもかなり大変だろうと思います。

その先生のお話で特に印象に残ったのは、
「顔の知っている農家さんが育てた野菜であれば、子どもたちも食べたがる」
という話でした。

偏食傾向の児童でも、収穫体験をし、その農家さんから野菜についての話を聞くと、
いつもは食べない野菜でも「その農家さんが作ったのなら食べる」となるそうです。
これははっきりと目に見える「食育・農育」の形だなと感じました。


こういった学校が館山にあることを知れたのも大きな収穫でしたし
食育・農育の一つの形を目の当たりにできたのも非常にためになりました

ありがとうございました。
【農家さんが児童に野菜について話している様子】


2014年7月2日水曜日

「地域力創造と地域おこしのヒント」第5回

総務省が開催している連続講座「地域力創造と地域おこしのヒント」
第5回目の講義を受講してきました。
今回の内容はそれなりに身近に感じることができる内容でしたが、
非常に考えさせられる内容でもありました。

これまではどちらかというと、「地方は人が足りなくなって大変だから、
色々な試みで地方を何とかしていきましょうよ」って内容が多かったので、
私の目線もそっちに向いていたのですが、今回は「お金について」でした。

今回講義してくださった方曰く「消滅可能性自治体とかニュースになりましたが、
人がいなくなって消滅する前にお金なくて大変なことになるよ」って感じのようです。

まず昨日の講義資料内にあった数字で、むむむっと思ったのが、1990年から2013年までで、
国民所得はほとんど横ばいなのに、社会保障給付費は2.3倍に増えています。

社会保障給付費は、国民が払う社会保険料と税金が基本的な財源になるわけですけど、
社会保険料はご存知の通り増加していて1.6倍に増えていますが、税収は0.8倍と減っています。
この両者を足した、つまり社会保障給付費の原資は1.1倍にしか増えてません。

払う分は2.3倍に増えたのに、入ってくる分は1.1倍にしか増えてない。
そりゃ足りなくなっちゃいますよね。税金は他にも色々使われるわけですし。

足りない部分は借りるしかないので、国債を発行するわけですよね。
その結果、国債の発行額は7.2倍に増加しています。

特に地方では、人が働いて稼ぐ金額に対して、高齢者が年金としてもらってる金額の比率が
非常に高くなっていて、本来では賄いきれない比率なのだそうです。
それでも何とかやっていけているのは、今はまだ大都市圏がたくさん稼いでいるから。
大都市がたくさん稼いだ分を、地方に分配することでなんと賄っているのです。

しかし大都市でも高齢化は急激に進んでいて、大都市圏の稼ぎで地方も賄う、
という形はもうすぐ不可能になるよ、ということだそうです。

ではどうするか。

「地方は地方で持続できるように稼ぐしかない」ということになるわけです。
そのために総務省は「地域経済循環創造事業交付金」ってのを用意してるよ、ということでした。


地域に根付いた金融機関は、地域の事業に投資(融資)して、その事業主の相談に乗ったり
アドバイスしたり取引先を紹介したりと支援して、地域の資金を循環させるのが責務のはずが、
現在は預金として預かったお金の多くを国債や地方債といったリスクが低く
安定したものに使っているのだそうです。

講義で「国債は国民が背負っている、一人当たりの返済額がわからない借金だ」
というようなことが言われていました。
金融機関は融資しなどころか、預かったお金を国民の借金を増やすことに使っているわけですね。

これじゃいけないだろう、と。
しかもその借金を利子つけて返済するためには税収を増やさなくてはならない。
だから資金を循環させていっぱい稼がないといけないんだ!と。

そのために国は地方金融機関に、少しでもいけそうな事業は思い切って融資するよう言う。
言うだけじゃなかなか融資しないので、例えば事業に1,000万円かかるとして、
その全額を融資するのは難しいのなら500万円だけでも融資してくれれば、足りない分は国が
「地域経済循環創造事業交付金」ってことでどんと負担しようじゃないか、と。

理解が足りなく間違っているかもしれませんが、そんなようなことだと理解しました。


この「地域経済循環創造事業交付金」は返済不要だそうです。
新しい事業起こして儲かってくれれば、その税収でペイできる、という考えとのこと。
税収だけじゃなく、地元雇用創出効果だとか地元産業直接効果だとかもあるし、
何よりこれによって地方金融機関が融資をすれば資金の循環も始まるわけです。

これってかなり思い切ったことだと感じました。

だからこそ、本当に日本はせっぱつまってきているのだろうとも感じました。

「地域おこし協力隊を3倍にする」ということも然りです。
地方の人口減少もせっぱつまっている。
だからこそ色々な手段で都会の人を地方へ移動させようとしている。

そして人の面だけでなく、お金の面でもこのままだと大都市で地方を支えている
今の構造も崩壊してしまうから、まだ若干でもお金にゆとりがあるうちに、
大盤振る舞いしてでも事業をたくさん創出させて、資金を回そうとしている。
(「ローカル10,000プロジェクト」と銘打って、10,000社の起業を目指すんですって)

なんだか本当にリミットが近づいてきているのだなぁ、と
この連続講座を全部受講し終えて実感しました。

まだまだ消化しきれていない部分が多いのでまとめきれませんが、
とにかくこの連続講座では色々と学び、考えることができ、非常に有意義でした。

ありがとうございました。

2014年6月25日水曜日

「地域力創造と地域おこしのヒント」第4回

昨日は、総務省が開催している連続講座「地域力創造と地域おこしのヒント」
第4回目の講義を受講してきました。

今回はテーマが二つあり、講師の方も2名体制でした。

参加するたびに思うのですが、一見豊かな日本も本当に色々な問題を抱えていて、
国はそれに対応するために色々な施策を用意しているんだなぁ、と。

しかも講義で聞いているのは、総務省の中での話であって他の省でもまた
それはそれで色々な課題に対して施策を用意していてるのだろうから、
これまた大変な数の課題があるってことだなぁ、と。

それらの課題や問題を、本気で解決しようと考え行動している人々には、
ただただ頭の下がる思いです。


講義の話に戻りますと、まず最初は「過疎対策の現状と課題」というテーマでした。

そもそも過疎って言葉はよく聞くし、自分でも使うことがあるけれど、
定義としてはいったいどういうことなんだろう?と思い、ネットで検索してみました。

どうやら過疎は「過密」の反対語として作られた造語だそうです。
東京への人口の一極集中が起こり、人口過密が問題となった。
そして地方では逆に人がいなくなり、町としての機能不全が起こり始めた。
それを「過疎問題」と呼ぶことにしよう、ということだそうです。

で、過疎法という法律があって、それによってどんな状態だったら過疎なのかが
明確に定められているそうです。なるほど。

講義資料によりますと、日本の地方自治体1,718の内797の市町村が「過疎関係市町村」で、
これは実際の過疎とされる市町村に「みなし過疎市町村」と「一部過疎を有する市町村」
を足した数字で、割合で言うと46.4%にもなります。
(この比率は市町村合併によって、比率が一気に高まったという背景もあります。)

過疎に関しては昭和40年代から既に問題視されていて、国が対策をずっと続けています。
しかしこれからの人口減少問題も併せて考えると、なかなか明るい見通しを立てるのは
難しそうだなぁ、というのが正直な感想でした。


次の講義は「地域情報化(電子自治体)」というテーマでした。

この講義はなかなか縁のない分野の話だったので、非常に難しかったです。
ざっくりと言えば、自治体の色々なデータ管理や処理をうまいことやって、
コストを削減してきましょうよ、ってことを国は進めていってる、と。

そのためには色々な課題や障害もあるけども、マイナンバー制も始まるし、
この機会にうまいことやって、今後のランニングコストを一気に削減しましょうよ、と。

そんな話だったのではないかな、と理解しています。

何度も書いてますが、本当に知らなかったことを知れる、良い機会になっています。
ありがとうございます。

2014年6月24日火曜日

生で食べられるトウモロコシ

昨日は館山市のHPの「生産者情報」に載せる記事取材で、
館山市内の農家さんの畑にお邪魔させていただきました。

今はこれから旬を迎えるトウモロコシが畑一面に植えられています。



メインとなるのは「味来」という品種です。
特徴としては甘味が強く、粒の皮が薄い、そして生で食べても美味しい。
名前に「味」とついているだけあって、味自慢のトウモロコシです。

その分、サイズはあまり大きくならなかったり、収量も少なかったりと、
けっして作り手のメリットが大きい品種ではないようなのですが、
味にこだわるこの農家さんは手間暇かけて作ってらっしゃいます。

もぎたてを生でいただきましたが、甘さとみずみずしさはもうフルーツです。
実を食べる野菜を「果菜」というそうなのですが、スイカやメロンが果物の
仲間として違和感がないように、このトウモロコシも果物と言っても違和感ないです。

他の品種として「ピュアホワイト」という真っ白なトウモロコシも栽培されてました。
こちらはさらに手間がかかるので、市場流通も少なく希少価値が高い品種だそうです。
黄色いトウモロコシを植えた場所から少なくとも300mは離して植えないと、
花粉が風で飛ばされて黄色い粒が混ざってしまうこともあるとか。

こちらも生食可能なのでもぎたてをいただきましたが、これもまた美味い。
(個人的にはピュアホワイトの方が美味しく感じました。)
甘さが上白糖を思わせるような甘さで、果汁がブシャーとなるくらいジューシー。
これまでのトウモロコシの概念が変わる1本でした。



トウモロコシは収穫後、時間経過とともに甘さが減っていくのだそうです。
なのでもぎたてが一番甘い、という理屈になります。
そのもぎたてを生で食べられた幸せ、本当にありがたい限りです。
(早朝が一番糖度が高く、その時間にもぎ取るのが最も良いそうです。)

この美味しい生のトウモロコシを食すのに簡単な方法があります。

そう、館山市に泊りがけで旅行に来て、翌朝直売所が開いたらすぐに買いに行くのです。
トウモロコシの旬は夏。海水浴がてら館山に来て旬の味覚を味わってはいかがでしょうか?

2014年6月18日水曜日

「地域力創造と地域おこしのヒント」第3回

昨日は、総務省が開催している連続講座「地域力創造と地域おこしのヒント」
第3回目の講義を受講してきました。

今回のテーマは「地域振興施策について」でした。

地域振興に関する課題に対しての法整備等の話がメインだったため、
私にとっては少々難しい内容でした。

PFI(Private Finance Initiative)について、と言われて「はいはい、あれね。」
となる人は問題ないのでしょうが、私は「宮城大学での講義で聞いた気がするなぁ」
といったぼんやりとした記憶しかない程度なので改めて勉強になりました。

PFIをざっくりと言えば、
『公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う手法』で、
『「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律」(PFI法)に基づき実施』される
事業の方法のことだそうです(昨日の配布資料より抜粋)。

H11年度からH24年度までで、PFI事業の事業費は累積4兆2,819億円なのですが、
2020年までに事業規模を10兆円以上へ拡大することを目指しているとのこと。
そのためにコンセッション方式を導入するなど法改正を行い、
民間がPFI事業に取り組みやすくしているのだそうです。


とまぁ、このような難しい話を聞きまして、私自身の解釈を書きますと、

高度経済成長の時に作られたインフラのほとんどが更新時期に来ていて、
なんとかしなきゃいけないけど、もう国や地方公共団体が税金だけで行うのは無理で、
だからPFIを進めてきたけどリーマンショックとかで思ったほど進まなくなった。

そんな中で、2020年に東京オリンピック・パラリンピック開催が決まったし、
これをきっかけに一気にインフラ更新をしてしまおうと思ってるんで、
ややこしい制度や手続きに関してできるだけ簡素にできるように動いてるよ。

ってことなのかな、と解釈しました。

けどなかなかうまく動き出していないようです。
特にコンセッション方式を取り入れた方法は、初めて行う自治体とかの負担が大きく、
その負担やリスクを取りたがるところがなかなかないとのことでした。

あ、コンセッション方式というのは、
『公共施設の所有権を国や地方公共団体が保有したまま、民間事業者に対して、
インフラ等の事業運営権(コンセッション)を長期にわたって付与する方式』
(昨日の配布資料より抜粋)とのことです。

と、今回の講義は一地域おこし協力隊員として実践に役立てるには、
ハードルの高い内容ではありましたが、勉強させていただきました。

ありがとうございました。

2014年6月11日水曜日

「地域力創造と地域おこしのヒント」第2回

昨日は、総務省が開催している連続講座「地域力創造と地域おこしのヒント」
第2回目の講義を受講してきました。

今回のテーマは「地域自立応援施策の推進について」でした。

日本の人口減少やさらに進む高齢化は避けられない現実です。
その中で大都市ではない「地方」の過疎化や限界集落問題は、
今後ますます深刻化していくことは目に見えています。

さてそれにどう対応していくか、というのが今回の講義の内容でした。

講義の内容を全部まとめることは、私の能力ではむずかしいので、
私が気になった部分のみピックアップして書きたいと思います。


こういった話は、過疎化が進んだ集落や限界集落をいかにして活性化するか、
という議論ばかりかと思っていたのですが、実は以前(昭和40年代)から、
集落の移転や再編といった議論や取り組みがなされていたんだそうです。

「限界集落を活性化させるっていっても、人口減少がどんどん進めば
いつかはなくなっちゃうんだから、そんなにのお金かけずに移転・再編・統合
の方にお金かけた方がいいんじゃないの?」という考え方だってあるだろうな、
とは思っていましたし、私自身もそれも一つの選択肢だと思っていたのですが、
実際に取り組まれて、そして現時点では「それよりも活性化の方が良い」と
ある程度結論付けられているということは初めて知りました。

やっぱり「ふるさと」に対する思いは誰だって強いわけで、
自分のふるさとが無くなるのは嫌なわけで、住み続けたい人も多いわけで、
集落の場所だけ移動して「はい、おしまい」とはいかないわけで、
集落の移転・再編というのは実現可能性が低いようですね。

そこで今国が考えているのが、集落の活性化とネットワーク化です。

まずはできる限り集落を元気にしていきましょう、そして近隣集落同士で
ネットワークをつないで一つの集落じゃできないことを補いましょう。
それでも難しい部分は近くのそこそこの大きさの市と連携しましょう。
さらにそれでも難し部分は近くの政令指定都市とかデカい市と連携しましょう。

簡単に言いすぎですが、こんなようなことを施策として打ち出しています。

そしてその中の集落活性化の施策の一つが、
「地域おこし協力隊」ということでもあるのですね。

今回も勉強になりました。ありがとうございました。

2014年6月10日火曜日

房州びわ

市役所の生産者さんへの取材に同行させていただき、
びわ農家さんのお話を聞かせていただきました。

私は地元が宮城県なのでほとんどびわへの馴染みがなく、
先日初めて生のびわを食べた、というびわ初心者なので、
今日のお話は非常に勉強になりました。


(露地栽培のびわの木)

















びわは非常にデリケートな果物だそうです。

まず熟すとすぐに実が落ちてしまう。
熟してなくても雨や風の影響で実が落ちてしまう。
落ちなくても雨が当たると皮が割れてしまうこともある。

バナナとかトマトのように収穫後に追熟すのであれば、
多少早めに収穫してタイミングを見て出荷するということも
できるのでしょうが、びわはもぎ取った後はほとんど熟さないので、
熟して落ちちゃう直前にもぎ取って出荷することになる。

そうなるとこれまた天候に大きく左右されるわけです。
あと2,3日後が一番収穫に良いタイミングだ、と思ってても
翌日に雨が降って実が落ちてしまう、ってことがあるのです。

しかもハウス栽培ではない、露地栽培と言われる山で育てる木は、
収穫時期が梅雨と重なるので、そのリスクはさらに増すわけです。


びわのシーズンは今がピーク。
あと1,2週間もすればもうシーズン終了。

大切な人お世話になった人に、旬の果物の贈り物はいかがでしょうか?



2014年6月4日水曜日

「地域力創造と地域おこしのヒント」第1回

昨日は、総務省が開催している連続講座「地域力創造と地域おこしのヒント」を受講してきました。
これは総務省が地域おこしに必要な人材を育成するために行っている様々な取り組みの一環で、
全5回にわたって行われる講義の第1回目でした。

地域力を創造するためには何が必要か、と有識者が集まって話し合った結果、
「やっぱり人、人材が大事だね。」となったそうで、総務省では人材に関する施策を

  1. 個々の人材力の育成・強化
  2. 人材力の相互交流とネットワークの強化
  3. 外部人材活用のための支援

と大きく3つに分けて色々と行っているとのこと。
今回の講義では、それらの施策の概略を事例を交えながらご説明いただきました。

講義の感想ですが、
「国は地域を活性化させようと、人材育成のための色々な支援策を用意しているんだなぁ」と
「そして日本各地では、そういった支援策を利用して色々な取り組みが行われているんだなぁ」と
馬鹿っぽい感想で恐縮ですが、とても勉強になり、感心いたしました。

この講義はこれから毎週火曜日、7月1日まで続きます。
今回は初回でしたので概論的な講義でしたが、今後はさらに具体的な話が聞けるのだと思います。

こういった講義は、新たな知識や事例を知る良い機会となるだけでなく、
自分の頭を刺激して新たな考え方を生み出す機会となることがありがたいですね。


余談ですが、この講義は東京の六本木にある政策研究大学院大学にて行われます。
館山市役所の方も一緒に参加し、その方に車を運転していただいて会場へ向かったのですが、
大都会の道はまるで迷路のようで、多くの困難をともなうものでした。
この場をお借りして、グッドドライビングを見せてくれた市区所のSさんに御礼申し上げます。

2014年5月30日金曜日

異国の学生さんが田植え体験

今日は海外の学生さんたちの田植え体験をお手伝いさせていただきました。
JWNWSYS2.0というプログラムで来日した方々です。

主に東南アジアの学生さんが多く、中にはタイの学生さんもいらっしゃって、
久しぶりにタイ語で会話しました。

受け入れた農家さんの予想をはるかに超えるほどのスピードで田植えを終え、
農家さんの軒先でお弁当を食べて、とても楽しんでくれていた様子でした。

この学生さんたちが日本や館山に対して良い印象を持つことが、
将来的に日本と各国の友好につながっていくのだと思います。

外国の方にも、日本人にも「また来たいな」と思ってもらえる、
館山になっていけたら良いな、と感じました。