昨日は、総務省が開催している連続講座「地域力創造と地域おこしのヒント」の
第4回目の講義を受講してきました。
今回はテーマが二つあり、講師の方も2名体制でした。
参加するたびに思うのですが、一見豊かな日本も本当に色々な問題を抱えていて、
国はそれに対応するために色々な施策を用意しているんだなぁ、と。
しかも講義で聞いているのは、総務省の中での話であって他の省でもまた
それはそれで色々な課題に対して施策を用意していてるのだろうから、
これまた大変な数の課題があるってことだなぁ、と。
それらの課題や問題を、本気で解決しようと考え行動している人々には、
ただただ頭の下がる思いです。
講義の話に戻りますと、まず最初は「過疎対策の現状と課題」というテーマでした。
そもそも過疎って言葉はよく聞くし、自分でも使うことがあるけれど、
定義としてはいったいどういうことなんだろう?と思い、ネットで検索してみました。
どうやら過疎は「過密」の反対語として作られた造語だそうです。
東京への人口の一極集中が起こり、人口過密が問題となった。
そして地方では逆に人がいなくなり、町としての機能不全が起こり始めた。
それを「過疎問題」と呼ぶことにしよう、ということだそうです。
で、過疎法という法律があって、それによってどんな状態だったら過疎なのかが
明確に定められているそうです。なるほど。
講義資料によりますと、日本の地方自治体1,718の内797の市町村が「過疎関係市町村」で、
これは実際の過疎とされる市町村に「みなし過疎市町村」と「一部過疎を有する市町村」
を足した数字で、割合で言うと46.4%にもなります。
(この比率は市町村合併によって、比率が一気に高まったという背景もあります。)
過疎に関しては昭和40年代から既に問題視されていて、国が対策をずっと続けています。
しかしこれからの人口減少問題も併せて考えると、なかなか明るい見通しを立てるのは
難しそうだなぁ、というのが正直な感想でした。
次の講義は「地域情報化(電子自治体)」というテーマでした。
この講義はなかなか縁のない分野の話だったので、非常に難しかったです。
ざっくりと言えば、自治体の色々なデータ管理や処理をうまいことやって、
コストを削減してきましょうよ、ってことを国は進めていってる、と。
そのためには色々な課題や障害もあるけども、マイナンバー制も始まるし、
この機会にうまいことやって、今後のランニングコストを一気に削減しましょうよ、と。
そんな話だったのではないかな、と理解しています。
何度も書いてますが、本当に知らなかったことを知れる、良い機会になっています。
ありがとうございます。
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