2014年9月22日月曜日

蒲田女子高等学校の稲刈り体験

先日お手伝いしたのは、蒲田女子高等学校の稲刈り体験です。

女子高生が炎天下の中、稲刈り


蒲田女子高等学校の生徒さんは、今年5月に館山で田植え体験を行いました。

その稲が収穫のタイミングとなったということで、
有志の生徒さん約30名が稲刈りのために再来館山です。

鎌で稲を刈り、一定の量をまとめて束ねるとこまで手作業で体験。
またそれだけではなく、なんとコンバインでの刈り取りも体験。
コンバインを一人で操る女子高生


有志で来ただけあって、皆さん積極的に作業を行っていました。

中でも、将来就農を希望している生徒さんが一人いらっしゃり、
その生徒さんは最後まで田んぼに入って地元農家さんが行う作業を手伝っていました。

きっと将来、立派な農家さんになることでしょう。

こういった食育や農育の小さな体験の積み重ねが、これからの日本の食や農の
方向性を決めていくのかもしれないなぁ、と感じました。



2014年9月12日金曜日

館山の養蜂家さん

先日、『ひふみ養蜂園』さんに取材でお邪魔しました。

ひふみ養蜂園さんの店舗


南房総エリアははミツバチの越冬地として昔から有名で、
近年は少なくなった「移動養蜂」を行っている多くの養蜂家さんが、
冬になるとミツバチ一緒に南房総エリアに移動してきたそうです。

ひふみ養蜂園さんも元は青森県で養蜂をしていたそうですが、
昭和25年に拠点を館山に移し、それからずっと館山で養蜂を行っています。

今回の取材で実際の養蜂場に行かせていただきました。

養蜂場の一つ(まわりには枇杷の木があります)


ミツバチの巣箱に近づき、巣をつくって蜜をためる巣枠も持っちゃいました。
手袋をしてなかったので少々緊張しましたが、貴重な経験でした。

ビビりながら巣枠を持つ私


ひふみ養蜂園さんのはちみつで特徴的なのが『びわハチミツ』です。

南房総エリアはびわの一大産地でもあります。
そのびわの花から集めた蜜だけで作る『びわハチミツ』
実はこれ、非常に希少価値が高いはちみつなのです。

びわハチミツとオリジナルドレッシング


なぜかというと、びわの花が咲くのは冬だからです。

と、これだけ聞いてもいまいちピンときませんよね。
私も初めはよくわかりませんでした。

まずはちみつを得るためには、蜜をつける花がなければいけません。
花だってたくさん咲く年もあれば、あまり咲かない年もあります。
そして咲いたとしても、蜜がたくさんつく年もあればつかない年もあります。
それに気温や雨風といった天候やミツバチの生育状況も重要です。

そういったいくつもの要因がタイミングよく合わなければ、
はちみつは採れないのです。

で、びわの花に関しても同じことが言えるわけですが、
「花が咲くのが冬である」というのが大きな問題となります。

最初に書きましたが、移動養蜂家さんはミツバチに冬を越えさせるため、
冬は暖かい南に移動してきます。

そう、つまりミツバチは寒さに弱いのです。

館山は越冬できるほどの暖かさがあるとはいえ、
気温が低ければミツバチは蜜を集めるほど活発には活動できません。

つまりびわハチミツを採取するためには、びわの花が咲く寒さになっても、
ミツバチを蜜を集めに行けるくらいのコンディションに保っておく、
ということが必要になってくるわけです。

『びわハチミツ』の希少性がわかっていただけたでしょうか?

そもそも日本で出回っているはちみつのうち、国産は5%程度と言われています。
その中でもさらに希少な『びわハチミツ』
お取り寄せもできますので、興味ある方はひふみ養蜂園さんのHPをご覧ください。

蜜の詰まった巣枠


2014年9月2日火曜日

館山から見える富士山

館山からは富士山が見えます。
東京からだって見えますよね。

富士山から東京都心までの距離は約100㎞。
富士山から館山までの距離は約110㎞。

富士山までの距離は都心とほとんど変わらないのですが、
実は館山から見える富士山の方が大きく見えるのです。

館山からの富士山を見たことのない人が今イメージした大きさより、
2~3倍くらい大きく見えると断言できます。


先日こんなことがありました。

夕方、館山イオンの駐車場からきれいに富士山が見えました。
するとイオンから出てきた観光客と思われる男女数名がこんな会話をしました。

「あれ、富士山じゃない?」
「あ、ホントだ!、、、けど、あれじゃ大きすぎない?」
「、、、確かに大きいね。じゃ、あれは富士山じゃないね。」
「なんだー、ぬか喜びしちゃったよー。だとしたらあれは何山?」

その会話が耳に入った私は思わず立ち止まり、彼らにこう言いました。

「あれ、富士山ですよ。」と。


それくらい大きく見えるのです。
「まさか館山から富士山がこんなに大きく見えるわけないだろう」
と思っちゃうくらいの大きさで見えてしまうのです。

なぜ大きく見えるのか?という疑問に迫った秀逸な記事があります。
こちら→たてやまGENKIナビ「なぜ館山の富士山は大きいの?」
(私がこの文章を書こうと思ったのも、この記事を読んだからです。)

こればっかりは、写真じゃ絶対に伝わりません。

秋から冬にかけて空気も澄んで、富士山がきれいに見える確率も上がります。
ぜひ館山にお越しになって、実際にその目で確かめてください!